ノド鳴りの手術から順調に回復したモンストール(撮影:佐々木祥恵)
ス
プリングS(GII)に出走予定の
モンストールについて、追い切り後の尾関知人調教師に話を聞いた。
「今日の追い切りは、先行した
フラワーロック(古1600万下)を追いかける形でした。入りが少し遅かったですが、手応えも良かったですし、4コーナーからはしっかりと反応してくれていましたね。動きも良かったですし、調子が良かった時の迫力が戻ってきましたと思いっます。
前走(11月12日/京王杯2歳S・GII)は、大外枠だった上に、出負けしてしまいましたからね。その中で、最後は脚を使って頑張ってくれたのですが、ノド鳴りも影響していたと思います。馬主さんから『手術をしてクラシックを目指していこう』というお話を頂いたので、12月に手術をしました。その後は順調に回復しまして、年明けから乗り込んできました。今のところ、ノドは問題ありません。期間的には、若干急ピッチになりましたが、それに馬もちゃんと対応してくれました。
右回りは初めてになりますが、2歳時から右回りのウッドチップコースで調教を行ってきましたので、大丈夫だと思います。あとは馬場ですね。切れ味のある馬ですし、できれば良馬場が希望です。ただ、馬場をとらえて走るタイプですので、馬場が悪くてもそんなに苦にはしないとは思いますけどね。心身ともに良い意味で変化の少ない馬なので、このまま落ち着いた状態で競馬に向かえればと思っています」(尾関調教師)。久々の競馬でも、仕上がりは良さそうだ。(取材:佐々木祥恵)