トップハンデVのガルボ、安田記念でGI制覇へ/ダービー卿CT

2012年04月02日 11:59

ダービー卿チャレンジトロフィーを制したガルボ(手前左)

 第44回ダービー卿CT・GIII(芝1600m)は1日、中山11Rに16頭で争われ、中団を追走した3番人気のガルボが直線で外に持ち出されると力強い伸び脚で突き抜け、内で粘る各馬を一蹴。57・5キロのトップハンデを見事に克服し、3つ目の重賞タイトルを獲得した。勝ちタイムは1分33秒5。首差の2着は10番人気のオセアニアボス、さらに首差の3着には7番人気のネオサクセスが入った。なお、好位の4番手からレースを進めた1番人気のダイワファルコンは、直線で伸びを欠き5着に終わった。

 トップハンデ馬は過去10年でわずかに1勝。厳しいデータも充実期を迎えたガルボにとっては、全く障害にはならなかった。昨年は未勝利、重賞で2着2回と勝ちみに遅かったが、今年は早くも重賞2勝。勝負弱さを完全に払しょくしてみせた。

「ハンデが気掛かりだったから、いい位置で進めたかった。でも後手に回って思ったよりも後ろになった」と石橋脩。自身の描いた形とは異なりながらも、鮮やかに差し切りを決めたのだから立派のひと言だ。「前走(阪急杯5着)はうまく乗れなかった。きょうは外に切り返すことだけを考えた。届いてくれて良かった」。相棒に負けじと今年重賞V3と好調の鞍上は、端正なマスクを崩して喜びをかみしめた。

「強かった。馬が大人になってきたね。厳しい位置にいたけど、4角でうまく外に出せた」と清水英師はジョッキーの好騎乗をたたえつつ、愛馬の本格化を確信する。次なる目標はマイル界の頂点だ。「使い込んできたから一回放牧に出す。直行になるでしょう」。ひとまず英気を養って、安田記念でGI初制覇を目指す。

提供:デイリースポーツ

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