ファルマスS、アトラクション9連勝ならず

2004年07月06日 23:18

 現地時間6日、英国ニューマーケット競馬場ではファルマスS(3歳上牝、英G1・芝8f)が行われ、前走コロネーションC(英G1)まで、G1・3連勝を含む無傷の8連勝中アトラクション Attraction(牝3、英国・M.ジョンストン厩舎)は、圧倒的な人気(単勝1.8倍)を集めたものの2着に敗れた。勝ったのはJ.ムルタ騎手騎乗の2番人気(単勝3.75倍)ソヴィエトソング Soviet Song(牝4、英・J.ファンショウ厩舎)で、2.1/2馬身差をつける快勝だった。勝ちタイムは1分36秒11(良)。3着はさらに2.1/2馬身差でバクー Baqah。

 ソヴィエトソングは、父Marju、母Kalinka(その父ソヴィエトスター)という血統。父Marju(その父ラストタイクーン)は、現役時に英ダービー(英G1)2着、St.ジェームズパレスS(英G1)を優勝するなど通算7戦3勝で種牡馬入り。96年仏オークス(仏G1)馬Sil Silaや、99年ジャパンC(G1)2着のインディジェナスを輩出している。

 02年の2歳時には無傷の3連勝で02年フィリーズマイル(英G1)を制覇したソヴィエトソングは、昨年、英1000ギニー、コロネーションS(共に英G1)でラシアンリズム Russian Rhythmの2、4着と好走するも勝ち星を挙げられなかった。今年は、準重賞、ベットフレッドマイル(英G2)をそれぞれ2、3着も、続くリッジウッドパールS(愛G2)を6馬身差で圧勝。前走のクイーンアンS(英G1)では、03年英2000ギニー(英G1)馬リフューズトゥベンド Refuse to Bend(牡4)の2着だった。通算成績は12戦5勝。

 デビューからの連勝が8で止まったアトラクションは、昨年のデビューから4連勝でクイーンメアリーS(英G3)を制覇。続くチェリーヒントンS(英G2)では5馬身差の圧勝。その後骨折による休養を経て、約8ヶ月ぶりの実戦となった今年の英1000ギニー(英G1)では、日本産のサンデーサイレンス産駒サンドロップ Sundrop以下を退けてG1初制覇。続く愛1000ギニー(愛G1)、コロネーションS(英G1)も制していた。

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