2歳チャンピオンのアルフレードが意地を見せた。勝ったカレンブラックヒルには離されたが、最後までしぶとく伸びて2着を確保。「直線を向いたときに手応えはあったが、今日は勝った馬が強かった。少し外を回ったのと、馬の後ろにつけられなかった分かな」。久々にまたがった感触については勝ち馬がグレイトなら自分の馬はベリーグッドだった」とウィリアムズは悔しさをにじませつつも、パートナーをたたえた。手塚師も「最後は止まりそうで止まらなかったし、力のあるところは見せてくれた」と大敗からの一変に安どの表情を見せる。ダービーへの出走を含め、今後については未定。「次がどのレースになろうが、ぜひ乗りたい」と強烈なラブコールを送る。豪州の名手とのコンビで鮮やかによみがえった2歳王者の次戦が注目される。
中団の外めをスムーズに運んだクラレントが、ゴール前で同厩舎オリービンを鼻差競り落として3着。「きょうはゲートを普通に出て、スーッと流れに乗れた。この内容なら堂々とダービー(27日・東京)に向かえる。次はもっと脚をためて、一発を狙いたい」と小牧が言えば、橋口師も「ようやく力を出し切ってくれた。折り合い面に心配がないからダービーへ。父の血が騒いでほしい」と、そろって競馬の祭典での雪辱を誓った。
提供:デイリースポーツ