17日、小倉競馬場で行われた2歳新馬戦(芝1000m)は、安藤勝己騎手騎乗の5番人気モンローブロンド(牝2、栗東・安田隆行厩舎)が、一旦先頭に立ちながら3角では3、4番手に後退したが、直線から内から伸びると逃げた1番人気マルカフレンチをハナ差制し優勝した。勝ちタイムは57秒1(良)のレコードタイム。3着には外から追い込んだ8番人気コスモフォーチュンが入り、アドマイヤベガ、フレンチデピュティ、マイネルラヴの新種牡馬産駒の1〜3着独占となった。2番人気エイシンサクラオーは15着に敗れた。なお、5番サクラサヤカは出走を取り消している。
勝ったモンローブロンドは、父アドマイヤベガ、母ソニンク(その父Machiavellian)という血統。祖母ソニックレディ Sonic Lady(父Nureyev)は、86年愛1000ギニー(愛G1)、サセックスS(英G1)、ムーランドロンシャン賞(仏G1)を制した名牝。アドマイヤベガ産駒は、11日の阪神新馬戦(芝1600m)を快勝したアドマイヤフジ(牡2、栗東・橋田満厩舎)に続き、JRA2歳戦2頭目の勝ち上がりとなった。