現地時間25日、独国・デュッセルドルフ競馬場で行われたドイツ賞(3歳上、独G1・芝12f)は、T.ヘリヤー騎手騎乗のアルバノヴァ Albanova(牝5、英・M.プレスコット厩舎)が、ダイヤノ Dayanoをクビ差抑え快勝、初G1制覇を飾った。勝ちタイムは2分33秒2(重)。1番人気に推されていた昨年の英セントレジャー(英G1)馬ブライアンボルー Brian Boruは5着に敗れ、今季初戦となった3月の準重賞レース以来、4戦連続の5着となった。
勝ったアルバノヴァは、父Alzao、母Alouette(その父Darshaan)という血統。全姉は、98、99年英チャンピオンS(英G1)を2連覇したアルボラーダ Alborada(牝9)で、従妹は、03年愛1000ギニー(愛G1)馬イエスタデイ Yesterday(牝4、父Sadler's Wells)という良血馬。01年9月に英国・ヘイドック競馬場でのデビュー戦を飾ると、デビューから3連勝で迎えた02年ヴェルメイユ賞(仏G1)では5着に敗退した。昨年は4戦して1勝しか挙げられず、今回の勝利が重賞初制覇で、初のG1制覇となった。