27日、旭川競馬で行われた3R・2歳未勝利(ダート1000m、1着賞金20万円)は、佐々木国明騎手騎乗の7番人気ホッカイキャンディ(牝2、北海道・若松平厩舎)が、4番人気スズランボーイに1馬身差を付けて優勝した。勝ちタイムは1分04秒3(良)。さらに2馬身差の3着にグロリアが入った。
勝ったホッカイキャンディの父は、新種牡馬ホッカイルソー(父マークオブディスティンクション)、母はホッカイトゥウレ(その父Be My Guest)という血統。父のホッカイルソー(牡12)は、95年皐月賞、日本ダービー、菊花賞(全てG1)を4、4、3着と好走後、翌96年日経賞(G2)を制した。その後長期休養を経て99年に復帰し、同年オールカマー(G2)を勝った。通算成績は28戦5勝。父と同じく、門別・北海牧場で生まれたホッカイキャンディは、5月12日札幌競馬のフレッシュチャレンジ2歳(ダート1000m)でデビューするも10頭立ての9着、続くルーキーチャレンジ2歳(ダート1000m)でも9着に敗れており、3戦目での初勝利となった。通算成績は3戦1勝。
6R・フレッシュチャレンジ2歳(ダート1000m)は、五十嵐冬樹騎手騎乗の2番人気ナチュラルメイク(牝2、北海道・成田春男厩舎)が、6番人気ケイワイヘクターに5馬身差を付け圧勝した。勝ちタイムは1分02秒4(良)。さらにクビ差の3着に9番人気ハイフィーバーが入り、1番人気ライブブロッサムは4着に敗れたため、3連単は130,340円の高配当となった。なお、8番アルビレオオレンジは競走を中止している。
勝ったナチュラルメイクの父は、新種牡馬のフレンチデュピティ、母はメロウキス(その父リアルシャダイ)という血統。叔父に02年青葉賞(G2)2着のプレシャスソング(父サンデーサイレンス)がいるほか、近親に98年日本ダービー(G1)をはじめ重賞9勝(うちG1・4勝)のスペシャルウィークがいる。フレンチデュピティ産駒は地方ではフレンチムード(牝2、北海道・成田春男厩舎)に次ぐ2頭目の勝ち上がり。中央ではアンブロワーズ(牝2、美浦・小島太厩舎)をはじめ、すでに4頭が勝ち上がっている。