アカンサス、推進力のある走りで状態安定/マーメイドS

2012年06月14日 12:00

 緩めることなくきっちりと仕上げてきた。美浦坂路で最終追いのアカンサスは、推進力のある走りで4F51秒4-37秒0-12秒5をマーク。「先週も速いところ(4F52秒4)をやっている。最近はケイコをしても体が減らなくなった。変わらず具合はいいですね」と畠山吉師は、高いレベルでの状態安定にニンマリだ。

 能力的にはいつ重賞に手が届いてもおかしくない。昨年の秋華賞は最速上がりで4着。今年の福島牝馬Sでも、後方から豪快に追い込んで3着に入った。「クラス編成により、格上挑戦の形。斤量は1キロ見込まれた気もするかな。でも、重賞でやれることは分かっているからね。あとは展開の助けさえあれば」。末脚の生きる流れなら、まとめて面倒を見るだけの破壊力は秘めている。

 最大の敵は天候。自身のキャリアのなかで、最も着順が悪かった中山牝馬S(8着)は重馬場でのレース。「輸送は問題ないからね。できれば良馬場でやりたい」とトレーナーは、週末の雨予報が覆ることを切に願っていた。
 
 アグネスワルツは、国分恭を背に栗東DPで6F82秒3-37秒9-11秒5を馬なりで計時した。「ジョッキー任せで。馬なりでいいと判断したんでしょう」と宮本師は納得の表情。オークス3着馬の反撃に「積極的に行きますよ。前走でもバタッとは止まっていない。阪神や京都で勝っている馬だし、上がりが掛かる流れになれば」と期待していた。

提供:デイリースポーツ

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