船橋のアスカリーブルがJRA勢を一蹴し関東オークス制覇(撮影:高橋 正和)
13日、川崎競馬場で行われた第48回関東オークス(3歳牝、交流GII・ダ2100m、1着賞金3200万)は、今野忠成騎手騎乗の3番人気アスカリーブルが、好位追走から直線鋭く脚を伸ばし、2番人気サトノジョリーに1.1/2馬身差つけて優勝した。勝ちタイム2分14秒1(不良)。さらに、3馬身差の3着に8番人気シラヤマヒメが入り、白毛馬で全姉のユキチャンに続く姉妹制覇を狙ったマシュマロは4着、1番人気のオールドパサデナは13着に敗れている。
アスカリーブルは園田でデビュー後、昨年南関東に移籍。ユングフラウ賞(浦和)、東京プリンセス賞(大井)に続き今シーズン重賞3勝目となった。
【今野騎手のコメント】
ビックリしています。一生懸命走ってくれました。川島先生から、ペースが速くなっても落ち着いてこの馬の良さを活かそうという指示でした。馬がよく反応してくれて、最後は「お願いします」と祈る感じでしたね。今年はこういう大きなレースをたくさん勝たせてもらっていますので、さらに頑張りたいです。
【川島調教師のコメント】
このレースは地方の馬がなかなか勝てずに寂しかった。前走からは順調に調整できました。調教ではかかっていくので、やや難しいところがあるけど、うまくいきました。レースは思った通りに運んでくれて、4コーナーからの伸び脚を見て、安心して見られました。この馬の強さは、馬がそれだけの力を持って産まれてきたということでしょうね。今後はクラーベセクレタに匹敵する馬になってほしいです。
【勝ち馬プロフィール】
◆アスカリーブル(牝3)
父:ブラックタキシード
母:ステキナデアイ
母父:ホワイトマズル
厩舎:船橋・川島正行
通算成績:12戦8勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:12年東京プリンセス賞(大井)、ユングフラウ賞(浦和)、11年園田プリンセスC(園田)