ウインバリアシオンら宝塚記念最終追い切り/栗東トレセンニュース

2012年06月20日 19:00

岩田騎手を背に最終追い切りを行ったウインバリアシオン(撮影:井内利彰)

 岩田康誠騎手が騎乗したウインバリアシオン(栗東・松永昌博厩舎)は、CWにエーシンテュポーンとともに入場。道中は3馬身ほど後ろから追走していたが、直線内を突くと追うところもなく、あっさりと追い越し。そして直線中ほどから追い出し始められるとしっかりと伸び、ゴール前ではステッキにもしっかり反応。最後まで力強い伸びでフィニッシュ。6F82.7-5F66.4-4F51.5-3F37.5-1F12.0秒と全体の時計は遅かったものの、前半が少しゆっくりだったため。脚色は一杯ではなく、まだ余力十分だった。

 先週に引き続き、内田博幸騎手が栗東に駆けつけてのCW追い切りとなったエイシンフラッシュ(栗東・藤原英昭厩舎)。大きく先行する相手をゆったりとしたフットワークで追走し、直線手前では楽々射程圏内。軽く仕掛ける程度で突き放したのはいつも通りだったが、今回はいつも以上に追われてからグイグイと伸びる。6F79.8-5F64.9-4F50.6-3F36.9-1F11.9秒という時計が示すように、全体が速い上に、ラストの伸びもしっかり。それでも最後まで余力十分だったのだから、その表現には絶好調という言葉以外に見つからない。

 7時15分頃の芝コースに登場したルーラーシップ(栗東・角居勝彦厩舎)。先行するリベルタス、後ろから追いかけてくるトーセンケイトゥーの真ん中に入っての追走。直線では1馬身ほど前にいるリベルタスに追いつくと思われたが、相手も手応え十分なので、並びかけるまでに時間を要する感じ。最後はわずかに前に出たか出ないかという形だったが、引っ張り切れないくらいで併せた相手を圧倒するシーンをイメージしていただけに、それと比較すれば物足りない印象が残った。

 ハロー明けのCWでキャンターを終えた後、坂路へ移動して単走での追い切りとなったのがアーネストリー(栗東・佐々木晶三厩舎)。少し馬場が荒れた時間帯に加えて、最初の1Fをゆったりと入ったこともあり、4F54.7秒と全体時計は速くなかったが「時計じゃない、最後までラチを頼らずにまっすぐ走れるかどうか。今日はまっすぐ走れていたね」と笑みを浮かべる佐々木晶三調教師。連覇へ向けて、陣営も納得の仕上げで出走態勢が整った。[取材:井内利彰]

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