今週デビューするマイネルホウオウ(撮影:佐々木祥恵)
6月23日(土)福島5Rの芝1800mでデビュー予定の3頭を紹介する。
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マイネルホウオウ(牡2・畠山吉宏厩舎/父スズカフェニックス)について、畠山吉宏調教師のコメント。
「トレセンに入厩して、まだ2週間ほどですが、牧場でも十分に乗り込んでいましたから、太め感はありませんね。牧場でも好感触を得ていたようですが、トレセンでもやればいくらでも動きますし、素質の高さを感じています。父のスズカフェニックスは、短い距離で活躍したイメージがありますが、この馬は、非常に落ち着いていて、走りもゆったりとしていますので、1800mでも問題はないと思います。入厩してからの追い切りの本数が少ないので、息が持つかどうかが心配ですが、それを克服してくれれば、勝ち負けになってもおかしくないと思っています」
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タイセイプリンス(牡2・池上昌弘厩舎/父ステイゴールド)について、池上昌和調教助手のコメント。
「今週の追い切りは、雨で馬場が悪くなっていたので、芝コースでやりました。思ったより速い時計が出ましたし、動きも良かったです。まだトモがパンとしていない感じもありますので、乾いた馬場でやりたいですね。ステイゴールド産駒ですが、鞍上の指示にも従順ですし、適度な前向きさも持ち合わせています。スタートも水準以上に出てくれるので、十分に勝負になるレベルだと思いますよ」
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ポップアップハート(牡2・小島茂之厩舎/父ジャングルポケット)について、小島茂之調教師のコメント。
「追い切りには、田中勝春騎手に乗ってもらいましたが、頭が高く、テンにハミをかけると行ってしまう馬なので、少し持っていかれ気味でした。そういう意味でも、ジョッキーが乗って、感触をつかんでもらえたのは良かったと思います。エンジンのかかりが遅いところもありますが、良い脚を長く使える馬なので、前めでレースをさせたいですね。そのためにも、スタートをうまく決めてほしいです。まだ課題は残っていますが、追い切りの動きも良かったですし、素質もありますから、楽しみにしています」(取材:佐々木祥恵)