死亡したリンカーン。写真は06年日経賞時(撮影:下野 雄規)
社台スタリオンステーションは、04年阪神大賞典(GII)、05年京都大賞典(GII)、06年日経賞(GII)などに勝利し、現役引退後は種牡馬として供用されていたリンカーン(牡12)が、23日(土)夕方、病気のために死亡したと発表した。
リンカーンは父サンデーサイレンス、母が府中牝馬S(GIII)2着のグレースアドマイヤ(その父トニービン)という血統で、おじにフサイチコンコルド(日本ダービー-GI)、アンライバルド(皐月賞-GI)、半弟にヴィクトリー(皐月賞)などがいる活躍馬多数の一族。
現役時代は3つのGIIを制し、06年の宝塚記念(GI、9着)を最後に通算23戦6勝で引退、07年から種牡馬入り。初年度産駒のデルマドゥルガーが昨年のジュニアC(OP)に優勝。クイーンS(GIII)でも3着しているほか、マイネリスペクトが黒潮皐月賞(高知)を勝利している。