7日、函館競馬場で行われた1R・2歳未勝利(ダート1000m)は、勝浦正樹騎手騎乗の3番人気タマワールド(牡2、美浦・古賀一隆厩舎)が、好スタートから先頭に立つと圧倒的1番人気(単勝190円)ピサノヘネシーに2.1/2馬身差をつけて逃げ切り勝ち。勝ちタイムは1分00秒0(良)。さらに5馬身差の3着は4番人気ビービーパンチ、2番人気クロユリジョウは4着に敗れた。
勝ったタマワールドは、父が新種牡馬アグネスワールド、母タマビッグエックス(その父リドヘイム)という血統。7月17日のデビュー戦(函館・芝1200m)では、グランプリペガサス(牡2、栗東・田所秀孝厩舎)から1.2秒差の3着に敗れていた。通算成績2戦1勝。なお、アグネスワールド産駒には、マリーゴールド賞(2歳OP)を制し8日の函館2歳S(G3)に臨むカズサライン(牡2、美浦・和田正道厩舎)がいる。
2R・2歳未勝利(芝1200m)では、D.ホワイト騎手騎乗の1番人気セイウンココロザシ(牡2、美浦・河野通文厩舎)が、道中好位につけ直線で外に持ち出すと、先に抜け出した2番人気コスモスウィートに2馬身差をつけて差し切り勝ち。勝ちタイムは1分11秒8(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には4番人気エイシンスパイスが入った。
勝ったセイウンココロザシは、父エンドスウィープ、母プラウドハート(その父Caerleon)という血統。7月11日のデビュー戦(函館・芝1200m)では、ディープサマー(牡2、栗東・山内研二厩舎)から1.9秒差の3着に、7月25日の2戦目ではマイネルハーティー(牡2、栗東・中村均厩舎)から0.4秒差の同じく3着に敗れていた。通算成績3戦1勝。エンドスウィープ産駒は、地方では既にアブソルートダンス(牝2、北海道・角川秀樹厩舎)が勝ち上がっているが、JRAでは今年の2歳戦初勝利。