日本海Sに出走予定のコスモラピュタ(撮影:佐々木祥恵)
土曜日の新潟11R日本海S(1600万下・芝2200m)に出走予定の、コスモラピュタ(牡5/高橋祥泰厩舎)について、高橋祥泰調教師に話を聞いた。
「昨年の夏は、このレースで2着になるなど好調でしたが、休養を挟んだ後の秋からの4戦は、本調子になかったのか、成績が伸び悩みました。前走(阿武隈S・7着)は、放牧から帰厩しての休み明けの一戦となりましたが、雰囲気が良かったんですよね。元々、ウイークポイントのほとんどない良い馬ですし、前回はこの馬本来の状態に戻っていましたから、レースでも期待をしていました。ところが、ハイペースで競り合う、厳しい展開になってしまって、あれでは辛いですね。
前走後は、短期放牧に出ましたが、帰ってきてからも、順調に来ています。ワンペースな面があって、脚を溜めて伸びるというタイプではないですが、最近は年を重ね、落ち着いてきているので、以前のようにガンガン行くのではなく、前に馬を置いて、2、3番手の競馬をさせてもいいかもしれません。今週は、坂路で2歳馬を追いかける形での追い切りでしたが、水準以上の時計も出ていますし、動きも良かったですよ」
昨年、同レースで2着だったコスモラピュタ。前走の敗因もハッキリしているだけに、引き続き、好調をキープしている今回に期待したい。
また、先週土曜日の函館2歳S(GIII・芝1200m)で2着となったコスモシルバード(牡2/父スウェプトオーヴァーボード)は、今日(19日)、函館競馬場から札幌競馬場に移動。近日中に、コスモビューファームに放牧予定。
「函館2歳Sは、3コーナーで仕掛けていった分、外を回ることになりました。勝った馬との着差(クビ)は、通ったコースの差でしょう。トビが大きくて、広い競馬場の方が合う馬ですし、距離も延びた方がいいと思います。そういう意味でも、将来が楽しみですね。今後は、今のところ未定です」(高橋祥泰調教師) (取材:佐々木祥恵)