土曜日、新潟11Rの関越Sに出走予定の、コンノート(牡4/松山将樹厩舎)とイーグルドライヴ(牡5/木村哲也厩舎)、同じく土曜日、新潟10Rの佐渡特別に出走予定のネオブラックダイヤ(牡4/鹿戸雄一厩舎)について、陣営に取材した。

【コンノート・松山将樹調教師】
「前走(柳都S・1着)は、直線でどう捌くのかと思って見ていましたが、うまく抜け出してくれました。先頭に立つとフワッとする馬なので、前走のように周囲に馬がいると、集中力が途切れずに、走ることができるようです。そのあたりは、ジョッキー(田中勝)もよくわかっていますからね。ただレース中、左前脚に落鉄があって、レース後は硬さが出ました。中間は、慎重に様子を見て、ケアをしています。最終追い切り後に歩様をチェックしましたが、先週よりも硬さもとれてきて、良くなっていましたので、出走を決めました。中1週ですから、今週の追い切りは、3ハロン重点でゆるまない程度にやりましたが、いつもと変わらない動きでしたよ。昇級戦となりますが、どのくらいやれるか楽しみにしています」

【コンノート・浴中孝厩務員】
「前走では、他の馬がフーフー言って戻ってくるのに、この馬は余裕の息遣いで上がってきました。ただ、落鉄したまま走ってきたせいか、いつもと違う筋肉を使ったようで、レース後、少し硬さが出ましたが、中間はしっかりケアもしていますし、大丈夫ですよ。状態自体なら、前走よりもさらに良くなっていると思います。飼葉食いも相変わらず良くて、あの食欲を見ると、まだ全力を出しているとは思えないですね(笑)。自分でも、どこがこの馬の状態のてっぺんなのか、わからないですよ(笑)」

【イーグルドライヴ・木村哲也調教師】
「叩き良化型なので、休み明けの分、割引ですね。転厩してから、体重が増加していますが、しっかり食べさせ、負荷をかける調教をして、意識的に体を増やしてきました。今回は休み明けで少し重め残りですが、馬自体は元気ですし、気分的にはフレッシュな状態だと思います。オープンへの格上挑戦となりますが、51キロの軽ハンデを生かして、どこまでやれるかですね」

【佐渡特別・ネオブラックダイヤ・鹿戸雄一調教師】
「前走(3歳以上500万下・1着・芝2400m)は、楽に先頭に立ちましたが、抜け出してからフワッとしていて、少しズルい面を出していましたね。道中も、手を抜いて走っていますが、その分、スタミナが温存できて、長い距離も持つのだと思います。前走後は短期放牧に出しましたが、ここを目標に順調に来ていて、仕上がりはいいですよ。再昇級になりますが、以前、このクラスで2着に来ていますし、1000万クラスは勝つ力はあると思います」(取材：佐々木祥恵)