13日、盛岡競馬場で行われたクラスターC(3歳上、交流G3・ダート1200m、1着賞金3000万円)は、江田照男騎手騎乗の4番人気シャドウスケイプ(牡5、栗東・森秀行厩舎)が、道中4番手追走から直線内を突くと、好位追走から外に持ち出した圧倒的1番人気(単勝130円)ディバインシルバーをクビ差制し快勝した。勝ちタイムは1分11秒3(良)。さらにハナ差の3着には、後方2番手追走から追い込んだ3番人気ノボトゥルーが入り、JRA勢の上位独占となった。さらにハナ差の4着は先に抜け出した5番人気ファントムマスク。6月のファルコンS(G3)13着以来、プラス20キロで出走となった2番人気タイキバカラは、逃げ粘れず7着に敗れた。
勝ったシャドウスケイプは、父フォーティナイナー、母が96年エリザベス女王杯(G1)3着馬シーズグレイス(その父サンデーサイレンス)という血統。近親にはイブキインターハイ(牡12、父ジェイドロバリー、95年京都4歳特別-G3)がいて、牝系はリヴァーマン Riverman(72年仏2000ギニー-仏G1)と同じ一族になる。今年1月の根岸S(G3)に続く重賞2勝目で、交流重賞は初制覇。通算成績33戦5勝(うち地方6戦1勝)。
鞍上の江田照男騎手は、同レース初制覇で、レイズスズラン(牡10、父Woodman)で制した01年浦和記念(交流G2)、02年さきたま杯(交流G3)以来、交流重賞3勝目。管理する森秀行調教師は、ノボジャック(牡7、栗東・森秀行厩舎)で制した01年に続き、同レース2勝目。