15日、小倉競馬場で行われた1R・2歳未勝利(九州産、芝1200m)は、橋本美純騎手騎乗の5番人気マルシゲセルシオ(牡2、栗東・安田伊佐夫厩舎)が、道中2番手追走から直線外に持ち出すと、中団待機から追い込んだ3番人気アメノミスマルを2馬身抑え快勝した。勝ちタイムは1分10秒8(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には4番人気クリノエマニエル。圧倒的1番人気(単勝130円)コウエイアタックは、直線内を突いたが伸び切れず6着に敗れた。
勝ったマルシゲセルシオは、父エイシンサンディ、母マルシゲプリンセス(その父イブンベイ)という血統。近親にはオースミダイナー(牡16、父ギャロップダイナ、00年北海道スプリントC-交流G3)がいて、牝系はタケノベルベット(牝15、父パドスール、92年エリザベス女王杯-G1)と同じ一族になる。7月17日のデビュー戦(小倉・芝1200m)はテイエムチュラサン(牝2、栗東・小島貞博厩舎)から2.4秒差の13着、7月31日の未勝利戦(小倉・芝1200m)はキングプログレス(牡2、栗東・佐山優厩舎)から0.6秒差の4着に敗れていた。通算成績3戦1勝。
2R・2歳未勝利(牝、芝1000m)は、赤木高太郎騎手騎乗の3番人気コスモプロムナード(牝2、栗東・坪憲章厩舎)が、道中2番手追走から直線早めに抜け出し快勝した。勝ちタイムは58秒5(良)。2馬身差の2着に追い込んだ1番人気ワンワンムスメが入り、さらに1/2馬身差の3着に内を伸びた4番人気マイネフェーリスが入った。
勝ったコスモプロムナードは、父が新種牡馬マイネルラヴ、母エトワールパッサー(その父メイワパッサー)という血統。マイネルラヴ産駒は、7月25日の2歳未勝利(函館・芝1200m)を勝ったマイネルハーティー(牡2、栗東・中村均厩舎)に続いて、JRA・2勝目となった。コスモプロムナードは、7月24日のデビュー戦(小倉・芝1200m)でツルマルオトメ(牝2、栗東・坂口正則厩舎)から2.7秒差の9着に敗れており、2戦目での勝ち上がりとなった。通算成績2戦1勝。