現地時間14日、米・アーリントンパークで行われたワールドレーシングシリーズ第4戦、アーリントンミリオン(3歳上、米G1・芝10f)は、J.スペンサー騎手騎乗の1番人気パワーズコート Powerscourt(牡4、愛・A.オブライエン厩舎)が1位入線するも、最後の直線で内側に斜行し走行妨害で4着に降着。1.1/2馬身差で2位入線したK.デザーモ騎手騎乗のキックンクリス Kicken Kris(牡4、米・M.マッツ厩舎)が繰り上がり優勝した。勝ちタイムは2分00秒0(良)。1.1/2馬身差の2着にはマジストレッティ Magistretti、3着にはエパロ Epaloが入った。
勝ったキックンクリスは、父Kris S.、母Kicken Grass(その父ジェイドハンター)という血統。前走のボウリンググリーンH(米G2)に続く連勝となり、昨年のセクレタリアトS(米G1)以来のG1・2勝目となった。
なお、昨年の同レースはG.スティーヴンス騎乗のストーミングホーム Storming Home(牡6、父Machiavellian)が1位入線するも、ゴール手前で急に外側に斜行し4着に降着。半馬身差で2位入線したスラマニ Sulamani(牡5、英・S.ビン・スルール厩舎)が繰り上がりで優勝しており、2年連続の1位降着劇となった。