小倉11R・阿蘇S(ダート1700m)は、2番人気の
グレープブランデーが好位追走から力強く抜け出してV。昨年の交流GI・ジャパンダートダービー以来、約1年1か月ぶりの美酒に酔った。勝ちタイムはレコードにコンマ1秒差と迫る1分41秒9。1馬身3/4差の2着に1番人気の
スエズが入り、さらに首差の3着には4番人気の
インバルコが最後方から追い込んだ。
右前蹄骨骨折から復帰後の2戦はらしさが見られなかったが、南国の地で復活V。「きょうでも勝負どころでやめようとしていた。まだ本調子ではないと思うけど、オープン特別では力上位ということでしょう」と新コンビを組んだ浜中はVにも不満げだったが、それは期待の裏返し。出迎えた安田師とともに「この勝利がいいきっかけになれば」とGI馬の完全復活を願った。今後は
シリウスS(9月29日・阪神)と白山大賞典(10月2日・金沢)を視野に調整される。連勝で重賞タイトルを奪取し、再びスターダムへと登り詰める。
提供:デイリースポーツ