6月の東京開催でデビュー勝ちを飾ったトーセンレディ。少し間隔はあいたが、この中間もじっくり乗り込まれ、状態面に不安はない。1週前追い切りは、北村宏を背に美浦Wで6F84秒0-13秒9(強め)。長めから追われたためラストは甘くなったが、活気があり、気配は良好だ。「デビュー前より体の使い方は良くなっているし、多少ながらもスっと反応できるようになってきたね」と加藤征師も成長を感じ取っている様子。ブリーズアップセール出身馬で、完成度が高く、抜群のセンスの持ち主。関東の主役として迎え撃つ。
初戦は最内枠を生かした逃げで、評判馬を完封したモーニングコール。気性が勝ったタイプで、距離延長+外回りが鍵になりそうだが、「状態は悪くないし、距離はマイルぐらいまではこなせると思う」と角田師は不安を一蹴。続けて「今回はゲートを出てからジッと構えてもらうつもりでいます」と控える競馬を示唆した。1週前追い切りは、栗東坂路で4F56秒2-13秒4(馬なり)。少し間隔があいた割に軽めの内容だが、馬体には張りがあり気合乗りは上々だ。母は02年の2歳女王ピースオブワールド。メンバー屈指の良血馬だけに、アッと言わせても驚けない。
提供:デイリースポーツ