現地時間24日、仏・ドーヴィル競馬場で行われたノネット賞(3歳牝馬、仏G3・芝2000m)は、G.スティーヴンス騎手騎乗のグレイリラズ Grey Lilas(牝3、仏・A.ファーブル厩舎)が2着トリニティージョイ Trinity Joyに5馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2分29秒8(重)。さらに3/4馬身差の3着にはポリーファースト Pory Firstが入った。
勝ったグレイリラズは、父デインヒル、母Kenmist(その父Kenmare)という血統。同馬は今年の仏1000ギニー(仏G1)で1番人気2着、同じく仏オークス(仏G1)では6番人気3着と惜敗が続いていた。今回の勝利で今年4月のグロット賞(3歳牝馬、仏G3・芝1600m)に続き、2度目の重賞制覇となった。
同レースは現地時間22日に行われる予定であったが、発走時に最内枠のゲートが壊れるアクシデント。3人の騎手がそれに気付かずゴールしてしまったため、22日のレースは不成立となり、24日に順延されていた。
ヴェルメイユ賞(仏G1)のステップレースである同レースには、95年にダンスパートナー(父サンデーサイレンス)が出走し、2着に好走している。