アグネスデジタルの半弟シェルゲーム(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)などの出身セールとして知られているエージェンシーフランセーズ・ドーヴィル・イヤリング(1歳)セールが、現地時間22日からの4日間、仏・ドーヴィル競馬場で開催された。
最高価格で落札されたのは、凱旋門賞(仏G1)馬シンダー Sinndarを輩出したグランドロッジ Grand lodgeの牡。母がNative Twine(その父Be My Native)で、半兄にタリーブ Tahreeb(牡3、父Indian Ridge、ドルトムント経済大賞-独G3)がいる血統。オーゴーマン・ブラッドストックが70万ユーロ(約9300万円)で購入した。続く55万ユーロ(約7300万円)で落札されたのは、英ダービー(英G1)馬ガリレオ Galileoの牡。母がVanishing Prairie(その父Alysheba)で、半姉にヴェスポン Vespone(牝4、父Llandaff、ジャンプラ賞-仏G1)、従姉にヴァレアンシャンテ ValleeEnchantee(牝4、父Galileo、香港ヴァーズ-香G1)がいる血統。デミ・オバーン氏が落札した。
また、日本関連馬では、現2歳が初年度産駒となるアグネスワールド(牡9、ジュライC-英G1、アベイユドロンシャン賞-仏G1)産駒が2頭上場され、母Muramixa(その父Linamix)の牝馬は、6万2000ユーロ(約810万円)でアンソニーストラウド・ブラッドストックに、サングラモア Sanglamore(仏ダービー-仏G1)と同牝系の母Make Rings(その父Rainbow Quest)はポールナタフエージェントに2万7000ユーロ(約357万円)で落札された。その他、グルームダンサー、ジェネラス、スピニングワールド、ソヴィエトスター、デインヒル、パントレセレブル、ヘネシーなど日本で種牡馬経験のある馬の産駒が上場され、多くが落札されている。