浦和競馬場(天候:晴 馬場:良)で行われた第23回オーバルスプリント(第11競走・3歳以上・指定交流・1着賞金2100万円・ダート1400m)は12頭が出走し、大井のピエールタイガーが逃げ、単勝2番人気となったJRAのアースサウンドが2番手となり、4番人気のJRAのスエズが5番手、昨年の勝ち馬で1番人気となったJRAのダイショウジェットが6番手でレースを進めた。4コーナーではアースサウンドが先頭に立って直線で抜け出し、後方から追い込んだ7番人気の浦和のトーセンアレスの追い込みをハナ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分28秒0。勝利騎手はJRAの後藤浩輝。後方から追い込んだ3番人気のJRAのデュアルスウォードが内から差を詰めてクビ差の3着となった。ダイショウジェットは4着に終わり、5着はスエズだった。
アースサウンドは、Yes Its True産駒のアメリカ産馬。JRA美浦の和田正道厩舎所属の牝5歳栗毛馬。重賞初制覇となり、通算成績は22戦6勝(中央競馬では17戦5勝)となった。
レース後の関係者のコメントは以下の通り。
1着アースサウンド
後藤騎手
「久々にこの馬に乗りましたが、凄くいい状態でした。ハナか2番手でと考えていましたが、力まずリラックスしていい位置で走れました。もう最後は残ってくれ、という思いでしたし、勝ててホッとしました。復帰してからの初勝利を浦和であげられて嬉しいです。」 和田正道調教師
「このハナ差は大きいですね。勝つのと2着では全く違いますから、嬉しいの一言です。やはりこの暑い時期も合うのでしょう。今は1200mではかえって忙しいようなので、今後は交流重賞で1400mから1600mぐらいのレースを考えていきたいと思います。」
2着トーセンアレス 張田騎手
「勝ったと思いましたが…。3コーナーでちょっと外を回らされたのが響きましたね。」
4着ダイショウジェット 柴山騎手
「向正面からおっつけて行くような感じでした。もっと早目に動いていける形なら良かったのですが…」
(取材:大関隼)
提供:ラジオNIKKEI