菊へ向け、北海優駿コスモバルク快勝

2004年09月02日 20:08

 2日、旭川競馬場で行われた北海優駿(3歳・ダート2100m、1着賞金400万円)は、五十嵐冬樹騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝100円)コスモバルク(牡3、北海道・田部和則厩舎)が、道中3番手追走から4角手前で進出すると、外から追い込んだ2番人気セレブセレクションを1/2馬身抑え快勝した。勝ちタイムは2分24秒7(良)。さらに1/2馬身差の3着は6番人気ライフステップ。なお、4番ユミコトヨーコは出走を取り消している。

 勝ったコスモバルクは、父ザグレブ、母イセノトウショウ(その父トウショウボーイ)という血統。昨年、ホッカイドウ競馬で導入された認定厩舎(外厩)制度による調教馬第1号でもある。昨年11月の百日草特別(500万下)でJRA初出走、初勝利を挙げると、続くラジオたんぱ杯2歳S(G3)も逃げ切りで制し、鞍上の五十嵐冬樹騎手と共にJRA重賞初制覇を飾る。今年初戦となった弥生賞(G2)を1番人気で制すると、続く皐月賞(G1)でも1番人気に支持されたが、先行したダイワメジャーを捕らえられず2着に惜敗。日本ダービー(G1)でも2番人気に支持され、ハイペースの展開を早めに追走するも、直線では失速し8着に敗れていた。今回は日本ダービー以来のレースで、プラス18キロの馬体ながら、地方重賞初制覇を飾った。通算10戦6勝(うちJRA5戦3勝)。鞍上の五十嵐冬樹騎手、管理する田部和則調教師ともに、同レース初制覇。

 今後は、19日に中山競馬場で行われるセントライト記念(G2・芝2200m)に出走を予定している。同レース3着以内に与えられる優先出走権を得られた場合は、10月24日に京都競馬場で行われる菊花賞(G1・芝3000m)で、地方所属馬としては初のクラシック制覇に挑む見込み。

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