あさってのスプリンターズステークス(GI)に出走する外国勢3頭の、今朝の中山競馬場での調教状況と陣営のコメントは以下の通り。

●キャプテンオブヴィアス(シンガポール・セン7)
＜調教状況＞
ジャクリーン・ハリソン調教助手騎乗でダートコースで速歩3／4周、キャンター1＋3／4周

＜ジャクリーン・ハリソン調教助手のコメント＞
　昨夜からはすっかり飼い葉を完食し、水も元通りに飲んでいます。体重も今朝計ったら549kg、シンガポールでのベストより5kg程届かない程度まで持ち直しました。
　運動は気持ちよく動いていましたので満足してしますし、明日も同様の内容で運動します。枠順12番については今調教師にも報告したところです。もう少し内側が欲しかったところですが、日本の有力馬も外を引いたようですので、いずれにしても最善の走りができるようチャベス騎手に委ねます。レーススタイルとしては本国では先行することが常ですが、ハイペースで先行する馬がいるようならその後ろに控えることもできる万能な馬です。


●リトルブリッジ(香港・セン6)
＜調教状況＞
C．シャム調教師が騎乗してダートコースで速歩1／2周、キャンター2周

＜C．シャム調教師のコメント＞
　前回出走のイギリスから香港に戻る間に長い検疫期間があり、今回のレースに向けて十分調整するのが期間的に難しいところでした。しかし、早めに日本入りしたこともあり、日に日に調子を上げています。枠順7番については、文句のつけどころがありません。レースでの作戦については、土日にレースを観て騎手と相談してから立てる予定です。明日も引き続き今日と同様、軽めにリラックスした形で運動し、レース当日は曳き馬のみの運動にする予定です。


●ラッキーナイン(香港・セン5)
＜調教状況＞
プレブル騎手が騎乗してダートコースで速歩直線往復、芝コースで速歩1／2周のあと、
キャンターから追い切った。参考タイムは3ハロン46秒0−1ハロン13秒0。

＜キャスパー・ファウンズ調教師のコメント＞
　休み明けで好走する実績があるので、今回は直接スプリンターズステークス(GI)への出走を決め、そのための準備をしてきました。日本馬もハイレベルなメンバーが揃っていますが、当日は雨もなく馬場状態が良ければ、また不利がなければいいレースを見せてくれると思います。枠順5番は希望通りの枠でしたが、これからレース展開や他馬のことを含めて、作戦を考えます。

＜ブレット・プレブル騎手のコメント＞
　今朝騎乗した感じでは、動きもキビキビしていましたし、息遣いもスムーズでした。シーズンの疲れがあった安田記念(GI)の時よりも、状態はフレッシュでいいです。去年は直線で前が詰まる不利がありましたが、それさえなければ勝ち負けになっていたと思うので、今年は期待したいです。枠順はパーフェクトです。道中うまく力を貯めることができればと思います。

(JRA発表による)

提供:ラジオNIKKEI