GI初制覇のロードカナロア、今後は海外遠征も/スプリンターズS

2012年10月01日 12:00

カレンチャン(中)の連覇を阻止しスプリンターズSを制したロードカナロア(右)=中山競馬場

「第46回スプリンターズS・GI」(芝1200m)は30日、中山11Rに16頭で争われ、中団の外めを追走した2番人気のロードカナロアが、連覇を狙った1番人気カレンチャン(2着)を直線坂上で振り切り3/4馬身差をつけてゴール。待望のGI初制覇を達成し、新スプリント王の誕生となった。勝ちタイムは1分6秒7のレコード。3着は首差で9番人気のドリームバレンチノが入り、3頭が出走した外国馬では5着のラッキーナインが、唯一掲示板を確保した。

「強い馬が強いレースで勝った」と岩田は汗をぬぐう。デビュー以来、12戦目にして初めて1番人気を譲った。「(前の馬が)前半32秒台というペースで飛ばしてくれたのは好都合だった。最後もカレンチャンをいつでも抜かせるぐらいの手応えがあったし、あとは自分が落ち着いて追い出せば、結果がついてくると思った」と鞍上は快走を振り返る。

 安田師は「1番人気がカレンチャンで、カナロアが2番人気。何としても頑張らなきゃと思っていた」と管理馬のワンツーにホッとした表情。昨年のスプリンターズS、今春の高松宮記念(ともにカレンチャン)に続くVで、厩舎のスプリントGI3連勝を達成した。「ひと夏を過ぎて、足腰がしっかりしましたね。前走を使ってグンと良くなっていたし、馬の状態には自信がありました」と期待通りの成長曲線を描く鹿毛に目を細めた。

 今後は未定ながらも、カレンチャンとともに海外遠征プランも持ち上がっている。有力視されるのは当然、香港スプリントだ。「オーナーサイドと協議してからだが、海外も含めて前向きに考えたい」と指揮官。カナロアとはハワイ語で“海の神”。大海の向こうで待つ強敵を見据えて進撃する。

提供:デイリースポーツ

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