7(日)に初陣を迎える、POGでも大注目のキズナ(撮影:井内利彰)
今週のピックアップステーブルは、POGでも大注目のキズナを管理する佐々木晶三厩舎。来週は秋華賞のアロマティコをはじめ、りんどう賞には陣営が桜花賞も意識するローガンサファイア、そして遅れてきた素質馬モンサンミーティアといった馬券的に妙味のありそうな馬も盛りだくさん。これらの馬について、佐々木晶三調教師にお話しを伺いました。(取材・写真:井内利彰)
10月7日(日)京都5R 2歳新馬に出走予定の【キズナ】について
「7頭立てですか。もう少し頭数が多い方が競馬を教えることもできて、よかったんですけど。この頭数だと、中団からレースをするといっても4番手とかになりますから。哲っちゃん(佐藤哲三騎手)も結果だけでなく、内容も重要だということを分かっていると思うので、後はお任せです。今週の追い切りでは併せた相手を威圧していましたし、実戦でどんな走りを見せてくれるか、私がわくわくしていますよ」
10月14日(日)京都11R 秋華賞に出走予定の【アロマティコ】について
「前走(ムーンライトH3着)は厩舎サイドの思惑がジョッキーに通じていなかったようですね。あえてローズSではなく、自己条件を使ったんですが、価値のない一戦に終わってしまいました。それでも直線だけで、ゴール前は半馬身差に詰め寄ったわけですし、切り替えていくしかありません。今は本当に力をつけていますし、この中間も調子良く順調。楽しみにしています」
10月13日(土)京都9R りんどう賞に出走予定の【ローガンサファイア】について
「前走は5分か6分の状態でしたが、勝ちに行く競馬をして負けました。勝ち馬に流れが向いたと思いますし、しょうがないんじゃないでしょうか。一旦、差されてから盛り返して差し返そうとする闘争心を見せてくれましたし、収穫のあるレース内容だったと思います。ここには強いメンバーも出走してくるようですが、厩舎では世代トップの期待をかけている馬。来年は桜花賞に出走させたいと思っている馬なので、ここを避けて通るわけにはいきませんよね。ジョッキー(佐藤哲三騎手)も手応えを掴んでくれていますし、期待は大きいですよ」
10月13日(土)京都7R 3歳上500万下に出走予定の【モンサンミーティア】について
「2歳夏のデビュー直前に骨折。その時デビューしたダローネガ(2011年デイリー杯2歳S2着)よりも期待していたんですよ。だから未勝利勝ちは当然だと思っていましたし、まだまだ先のある馬だと思っています。この中間の調教も動けていますし、また動いて当然な馬。前走が8番人気の勝利だったので、今回も人気はないと思いますが、ちょっと楽しみにしていますよ」