マジェスティバイオら東京HJ陣営コメント/美浦トレセンニュース

2012年10月11日 18:10

中山グランドジャンプ以来半年ぶりの実戦となるマジェスティバイオ(撮影:佐々木祥恵)

今週の日曜日に東京競馬場で行われる東京ハイジャンプ(JGII・芝3110m)に出走する、マジェスティバイオ(牡5・田中剛厩舎)、ビービースカット(牡5・田中剛厩舎)、バシケーン(牡7・高橋義博厩舎)、ティアップブレイズ(牡4・高木登厩舎)、トーセンオーパス(セン6・宗像義忠厩舎)についての、関係者のコメント。(取材・写真:佐々木祥恵)

■マジェスティバイオとビービースカットについて、田中剛厩舎の中野渡弘調教助手。

マジェスティバイオ。
「中山グランドジャンプ(JGI・芝4250m・1着)後も、在厩して調整していました。レース後は様子を見ながらゆっくり楽をさせて、2か月ほどしてから普通のところを乗り出し、8月半ば過ぎから速いところをやり始めました。暑さはさほど強くはないのですが、夏バテもなく、夏をうまく乗り越えられました。厩舎で馬の状態を見ながら、調整できたのが良かったようです。先週は、北の障害コースを1周りさせましたが、飛越も問題なかったです。今週(10/11)は、北馬場で障害を飛んだ後、南ポリトラックコースに移動し、単走で追い切りましたが、騎乗した柴田大知騎手も問題ない動きだったと言っていました。半年レースから遠ざかっていますから、まだ全開ではありませんが、見苦しい競馬はさせられないと思っています。斤量も背負いますし、戦ったことのない相手も出てきますが、息の方も大丈夫ですから、良いスタートを切れるように頑張ってほしいです」

ビービースカット。
「放牧先から帰厩後3週間ほどでの出走となった前走(障害OP・ダ3200m)は、幾分、急仕上げでした。そのわりには5着と頑張ってくれたと思います。1度叩いて、調子が上がってきましたし、体重も増えて良い体付きになってきました。今日は、障害を飛ばせた後に、北C(ダート)コースで追い切りましたが、動きは良かったです。前走の中山よりも東京コースの方が実績がありますし、マジェスティバイオのいいライバルになりそうです」

■バシケーンについて、高橋義博調教師。
「前走の福島ジャンプS(障害OP・芝3380m)は、65キロの斤量で4着ですから、改めて力があると思いました。実績から斤量を背負ってしまうため、使うレースが限られてきますから、長期のレース計画を立てています。前走後は放牧に出て、帰厩後もここを目標に計画通り、調整を進めてきました。追い切りの時計はさほど速くはありませんでしたが、ズブさが出てきていますし、元々が速い時計を出す馬でもないですからね。障害レースは距離が長いですから、時計的には十分だと思います。今回は斤量がいくらか軽いので、その点は良いと思います。ここを使って本番(中山大障害・JGI・芝4100m)という予定通りのローテーションでいけそうです」

■ティアップブレイズについて、五十嵐雄祐騎手。
「前走の阪神での障害オープン戦(ダ3110m・1着)は、ハナを切って楽に競馬ができました。この時の2着馬のグランドチャペル(新潟ジャンプS・JGIII・2着)と3着馬のサンレイデューク(障害OP・1着)のその後の実績を見ると、結構レベルの高いレースだったのだと、後から改めて思いました。それを考えれば、この馬も重賞で足りるのではないかと思います。ずっと使ってきていましたので、前走後はリフレッシュ放牧に出て、ここを目標に戻ってきて調整され、馬の中身もできていると高木先生には聞いています。一生懸命走る馬なので、終いのもうひと伸びがない部分もありますが、いつも安定したレースをしてくれますし、順調に来ているようなので、いつもと変わらない状態でレースに臨めそうですね。ここである程度やれれば、大きいところも狙っていけると思います」

■トーセンオーパスについて、宗像義忠調教師。
「前走(障害OP・3着)は、一旦先頭に出たのですけどね。騎手(横山義行)は、斤量の1キロ差が響いたと言っていました。中山コースに実績があり、今回は東京コースにクエスチョンがつきますが、前走後も順調に調整できていますし、前走同様、良い状態で出走できそうですから、頑張ってほしいですね」

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