6日、川崎競馬場で行われた戸塚記念(3歳、南関東G3・ダート2100m)は、金子正彦騎手騎乗の5番人気モエレトレジャー(牡3、川崎・足立勝久厩舎)が、好位追走から4角手前で一気に先頭に立つと、中団待機から直線追い込んだ9番人気トウカイリーチを2馬身抑え快勝した。勝ちタイムは2分16秒3(重)。さらに2.1/2馬身差の3着には逃げた13番人気クラマサライデンが入り、3連複は551,030円、3連単は1,618,660円の高配当になった。圧倒的1番人気(単勝190円)に支持された東京ダービー(南関東G1)3着馬ジョウテンデヒアは、2番手を追走するも直線粘れず4着に敗れた。
勝ったモエレトレジャーは、父トレジャーアイランド、母イブキピンクレディ(その父ノーザンテースト)という血統。半弟が、8月28日のクローバー賞(2歳OP)を制したモエレフェニックス(牡2、北海道・堂山芳則厩舎、父サンデーサイレンス)で、伯父にノーザンコンダクト(牡15、父ノーザンテースト、ラジオたんぱ杯3歳S-G3)がいる。今年2月のしらさぎ賞(南関東G3)で重賞初制覇を飾ると、その後は羽田盃、東京ダービー(共に南関東G1)で4、12着に敗退。前走の黒潮盃(南関東G2)でも6着に敗れていた。今回の勝利で重賞2勝目、通算成績は12戦4勝。鞍上の金子正彦騎手は、99年トッキーステルスに続き、同レース2勝目。管理する足立勝久調教師は、同レース初勝利となった。