柴田大知騎手騎乗で1週前追い切りを行ったコスモオオゾラ(撮影:佐々木祥恵)
菊花賞(GI・芝3000m)に出走予定のコスモオオゾラ(牡3・高橋義博厩舎)、フェデラルホール(牡3・中川公成厩舎)、ダノンジェラート(牡3・萩原清厩舎)、アーデント(牡3・加藤征弘厩舎)の1週前情報。(取材・写真:佐々木祥恵)
■コスモオオゾラについて、追い切りに騎乗した柴田大知騎手。
「今日(10/11)は、蹄鉄を履いていなかったので、その分時計が出ていませんが、指示通りの追い切りができました。まだ動きが少し重い感じがしますけど、この後に向けて良い調教が出来ました。すぐに動けるようになる馬ですし、今日ある程度強めにやったことと、週末と来週に追い切りができることを考えれば、本番には間に合うと思います。見た目は大きく変わった感じはしないのですが、乗ってみると、背も伸びて、ストライドも大きくなり、力強さが増していました。あとは休み明けになりますから、息ができればいいと思います。折り合いに不安はない馬ですので、距離は大丈夫だと思います」
■フェデラルホールについて、中川公成調教師。
「前走(九十九里特別・3歳以上1000万下・芝2500m)で勝った後は、レースを走ったなりの疲れが出ましたが、1週間ほどで回復しましたし、ここに来てうるさく元気になってきました。今日(10/11)は、ウッドチップコースで2頭併せの追い切りでした。前のドレミファドンを、4、5馬身後ろから追いかけて、残り1ハロンで併せた形です。時計はそんなに速くはないですが、動きは良かったと思います。来週は状態を見てですが、終いを伸ばすような感じでやろうと考えています。折り合いがつくので、3000mも大丈夫だと思いますよ」
■ダノンジェラートについて、萩原清調教師。
「前走後は放牧を挟みましたが、今朝の追い切りの動きが良かったですし、この馬のいい時の状態にあると思います。体調に関しては申し分ありません。前走は正攻法の競馬で3着と、完成度という点で物足りなさはありましたし、今度は相手も強くなりますが、状態の良さで上位馬との差を詰めてほしいところですね。距離はあまり長くなるとどうかという気もしますが、できる限りの対応をしていきたいです。栗東へは明日(10/12)出発の予定です。前回馬体重が10キロ減っていましたが、数字の増減よりも、直前の長距離輸送でテンションが上がるのを避けるのが狙いです」
■アーデントについて、加藤征弘調教師。
「前走のセントライト記念(GII・芝2200m・8着)後から、さほど間があったわけではありませんし、中間はウッドで5ハロンを2本やって調整しました。今週(10/11)は、ウッドでやりましたが、ある程度の時計が出ましたし、動きも良かったです。来週も終い重点での追い切りを予定しています。福島で走った時も輸送は問題ありませんでしたし、関西への輸送競馬も問題ないと思います。前走は、自分の競馬ができなくて、力を出し切れなかっただけで、最後もバテていたわけではありません。流れに乗って、息を入れながらいけば、やれると思いますし、距離も大丈夫でしょう。あとはデムーロに任せます」