10月8日(金)、現在国内唯一の定期的な繁殖馬セールである「株式会社JS(ジェイエス)・繁殖馬セール」が静内・北海道市場にて開催される。79年から行われている同セールで取り引きされた繁殖馬からは、シリウスシンボリ(日本ダービー-G1)、レッツゴーターキン(天皇賞・秋-G1)、フラワーパーク(スプリンターズS-G1)ら数多くの活躍馬が出ている。今年の上場予定馬の中には、今シーズン種付けを開始したばかりの新種牡馬・シンボリクリスエス(牡5、父Kris S.、有馬記念-G1)を受胎している牝馬が2頭、ゴールドアリュール(牡5、父サンデーサイレンス、フェブラリーS-G1)受胎馬が2頭、グランデラ(牡6、父Gland Lodge、プリンスオブウェールズS-英G1)受胎馬が4頭、ムーンバラッド(牡5、ドバイワールドC-首G1)受胎馬が2頭いる。
新種牡馬を受胎している牝馬では、ピサノサンデー(牝8、その父サンデーサイレンス、シンボリクリスエスを受胎)や、ハートレイク(安田記念-G1)の半妹ソプラーノ(牝7、その父Theatrical、グランデラを受胎)、コロネーションS(英G1)3着のあるカタカナ(牝15、その父Diesis、ムーンバラッドを受胎)などの良血馬がいる。
また、01年兵庫ジュニアグランプリ(交流G3)を制したミスイロンデル(牝5、その父コマンダーインチーフ、カコイーシーズ受胎)や、93年スイートピーS(OP)勝ちのあるデンコウセッカ(牝14、父リヴリア、パラダイスクリークを受胎)、ジョーナマスH(米G3)の勝ち馬リーガルジョイ(牝13、その父Regal and Royal、アグネスタキオン受胎)などの重賞勝ち馬や、今年の新潟ジャンプS(JG3)を制したデモリションマン(セン6、美浦・古賀史生厩舎、父フジキセキ)の母レジナサンドラ(牝16、その父ノーザンテースト、マンハッタンカフェを受胎)が上場予定。
近親に実績馬がいる牝馬では、ニシノフラワー(桜花賞-G1)の半妹ブランドカメリア(牝14、父ニシノエトランゼ、セイウンスカイを受胎)や、バンブーメモリー(安田記念-G1)の半妹ビバノバボサノバ(牝7、その父ミシル、バブルガムフェローを受胎)、タイキシャーロック(南部杯-交流G1)の半妹タイキローズマリー(牝8、その父グルームダンサー、タイキブリザードを受胎)、ヒシマサル(毎日杯-G3)の半妹レッドタイガー(牝10、父Caerleon、ティンバーカントリーを受胎)、サンドピアリス(エリザベス女王杯-G1)の半妹サンドピープル(牝15、父カツラギエース、不受胎)などが上場を予定されている。