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京都芝時計の速い決着で、先行馬有利/土曜日(20日)の馬場傾向分析

2012年10月20日 19:00

京都芝は先行有利が有利な馬場状態。写真は壬生特別を勝ったミッドナイトクロス

【京都芝】
 晴天に恵まれて終日良馬場での開催。ただ、午前中は少し週中の雨の影響が残っていたのか、やや時計が掛かる印象を受けた。ただ、後半は馬場が乾いて、9Rの1200m戦では勝ち時計1分8秒1という時計をマークしたように、午前に比べると時計が速くなっていたように思える。明日も晴れ見込みだし、更に時計の速い決着なってきそうだ。

 そんな馬場質だが上位に入線している馬を見ると、やや力が要る印象。血統を見てもアグネスタキオンやフジキセキ、キングカメハメハ、シンボリクリスエスといったパワーのある種牡馬産駒が活躍している。ただ、切れが生きない馬場ではなく、力上位のディープインパクト産駒やハーツクライ産駒などは素直に評価すべきだと思う。

 展開面では基本的に先行有利。特に内回りコースでは前に行ってしまえば簡単には止まらない。明日も穴をあけるのは内枠や逃げ・先行脚質の馬になるだろう。

【京都ダート】
 週中の雨の影響で稍重状態でのスタート。6Rからは馬場状態が良馬場に変わった。大きな特徴としては時計が速めで前が残ること。途中から動いていく形でも上位にきている馬はいるが、基本的には楽に前に付けられるタイプの馬の馬が有利。

 馬場の質は良馬場になっても軽め。血統的にも前に付けられて粘り強いダイワメージャーやワイルドラッシュの産駒などが有利。馬体から見ても腰高で先行できる造りになっている馬が有利だった。明日も同じような馬場状態で競馬ができそうだ。

【東京芝】
東京の芝は今週までAコース使用。朝から終日良馬場だったが、この中間は45ミリの降雨を計測して、先週よりは幾分力いる馬場となっていた。

一日を通してはスローペースが多く、先行馬の1着が目立った。逃げ馬も2桁人気の馬が何度か残っているが、いかにも恵まれたような形でのもの。2.3着には外を回った差し・追込みもよく届くという印象。

メインの富士Sは、人気のコスモセンサーが、前半45秒9のイーブンペースで逃げ潰れ、中団の外目から運んだクラレントが1分32秒4で優勝。2.3着も道中同じような位置にいた、ファイナルフォームと差し馬勢が上位を占めている。

相変わらず、枠順・伸び所ともに、内外の有利不利が極めて少ないフラットな状態と見ていいだろう。

血統面は、芝7鞍の3着内21頭中サンデー系が4勝、2着5回、3着5回と爆発しているが、決め手を存分に生かせる馬場状態なので、当然の結果ではある。但し、上述の通り力の要る馬場状態なので、リンカーンやマンハッタンカフェの息長い末脚や、ダイワメジャー、ダンスインザダークといったパワー(スタミナ)色の濃いタイプの好走が相次いでいる。また、母父もダンシングブレーヴやトニービンなど、同じようにスタミナ・パワー色が強いので、これも合わせて留意しておきたい。

今のAコースは馬場が乾いていても同様の傾向が強いので、明日もしっかりとした脚を使えそうなタイプを狙っていく方向でいいだろう。

【東京ダート】
 ダートは雨が残って、午前中は稍重。午後からは良馬場発表になっているものの、先週の力の要って差し・追込みのよく届く馬場とは一転して速い時計・上がりが出やすい軽い馬場質となっている。

 こうした点からも、一日を通して先行馬有利かと思われ7Rまで実際そのような傾向だったが、各馬の力関係が拮抗していた8R(1000万下・牝・1400m)や、10R神無月S(1600万下・1400m)は、ペースの割に差し・追込みが上位を占める形となっている。

 脚質についての結論としては、この軽め目の馬場質で力差が大きい場合、先行馬が有利に。混戦の場合には、それも相殺できるという認識が正しそう。同じく雨の影響を受けた2日目、3日目も差し馬が比較的届いていたので、まずはメンバー比較が大切という事だろう。

 血統傾向は、3着内にデピュティミニスター系3頭・ミスプロ系4頭・サンデー系3頭の三つ巴で大きな偏りはなかったが、サンデー系3頭については、すべて後半の差し競馬で台頭となった。明日の脚質傾向は今一つ読めないが、まずは先行力ある馬に注目しつつ、差しタイプで選ぶなら軽さのあるサンデー系が狙い目になっていくと見たい。

【新潟芝】
 1週使われた新潟は、中間14ミリの降雨もあり先週よりも若干時計が掛かっている。外回りについては、夏競馬同様にペース次第で速いタイムも出るので、7Rの1分58秒7が出ているが、これは前半前が飛ばした分の好時計。先週も同じようなパターンで、好時計決着があった。

 枠順・脚質もペース次第のフラットな馬場。圧倒的内有利だった夏競馬の名残りで内の先行馬もそれなりには粘っているが、そうしたレースはしっかりとした脚の使えるタイプ自体が存在しないメンバー構成というパターン。なので、決め手やスタミナはあるに越した事はないだろう。

 内回りは短距離戦を中心に、圧倒的に内をロスなく運ぶ先行馬が引き続き優勢。差し馬が突き抜けるには、もう少し時間がかかりそう。中距離は短距離より差しが食い込める余地ありだが、それでも先行馬の方がまだまだ強い。それでも差し馬を考える時は、2R(2歳未勝利・内2000m)のように4コーナーまで内目をロスなく立ち回りつつ、最後まで脚を伸ばすような競馬ができそうなタイプに注目しておくといいだろう。

 血統はキングヘイロー、ホワイトマズル、ダンシングブレーヴのリファール系や、リンカーン・ハーツクライを含めたトニービン色が非常に濃くなっており、スタミナやパワーのある系統に注目しておきたい。

【新潟ダート】
 ダートは雨の影響を受けて、稍重スタート。8Rから良馬場に回復している。ただ、理由はまったく分からないが、良馬場の先週よりもやたらと時計と上がりを要している。イメージとしては、冬場の中山のような非常に重たいコンディションとなっている。

 脚質は、1200mは圧倒的に内を通った先行馬が有利で、差し・追込みがまるで利かない状態。逃げ・先行馬しか通用しない馬場となっていた。元々外を回ったことがいいコースだけに、珍しい傾向と言える。

 1800mは重過ぎる馬場が影響してか、最後に脚が上がることも少なくないので、最後の最後に追込み馬が食い込むケースも時々あった。それでも勝ち切る事はなく、2.3着止まりばかり。こちらも、1200m同様に内目をロスなく立ち回った馬が断然優勢になっている。

 血統傾向は、土曜に関してはかなりパワーの要素を要求されたので、1800mでは母父含めてロベルト系が複数台頭している。また、1200m戦は前々での競馬で力を発揮するストラヴィンスキーや、サウスヴィグラス・マイネルセレクトなどフォティナイナー系を中心にミスプロ系の活躍が非常に顕著。

 明日は良馬場だろうが、とにかく前目に付けられる馬を狙っていけば攻略の糸口が見つかるだろう。

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