休み明けのワンダーアキュート、5馬身差圧勝/JBCクラシック・川崎(撮影:高橋正和)
5日、川崎競馬場で行われた第12回JBCクラシック(3歳上・ダ2100m・交流JpnI・1着賞金8000万円)は、道中3番手のインコースを追走していた和田竜二騎手騎乗の5番人気ワンダーアキュート(牡6、栗東・佐藤正雄厩舎)が、3〜4コーナーで後方から一気に外目を追い上げて先頭に並びかけた3番人気シビルウォー(牡7、美浦・戸田博文厩舎)の動きをやり過ごして最後の直線へ。手応え通りに直線半ばでシビルウォーを一気に外から捕らえると、ゴール前では5馬身差突き放して優勝した。勝ちタイムは2分12秒5(良)。
さらに3馬身差の3着に、3月のドバイ以来の実戦で、2番手追走から粘り込んだ2番人気トランセンド(牡6・栗東・安田隆行厩舎)が入った。なお、1番人気ソリタリーキング(牡5、栗東・石坂正厩舎)は、その後3馬身遅れた4着に敗れている。
勝ったワンダーアキュートは、父カリズマティック、母ワンダーヘリテージ、その父Pleasant Tapという血統。半兄ワンダースピードは、09年東海Sなどダート重賞4勝を挙げている。
自身は今回5月の東海S(京都)で1番人気10着に敗れて以来の実戦も、持ち前のスタミナを存分に生かし切って5馬身差の大楽勝。11年5月の東海S以来勝ち星からは遠ざかっていたが、ここで見事な復活優勝。通算10勝目が4度目の重賞制覇。27戦目にして、初めてのG1タイトル獲得となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ワンダーアキュート(牡6)
父:カリズマティック
母:ワンダーヘリテージ
母父:Pleasant Tap
厩舎:栗東・佐藤正雄
通算成績:27戦10勝(JRA21戦9勝、重賞4勝)
主な勝ち鞍:11年東海S(GII)