15日、旭川競馬場で行われた2R・2歳未勝利(ダート1000m、1着賞金20万円)に、昨年8月に北海道を襲った台風10号で氾濫した川に飲み込まれながら、奇跡的に生還したキセキノサイクロン(牝2、北海道・林和弘厩舎)が出走。川島雅人騎手騎乗の8番人気で、レースでは後方からのスタートとなり、4角で追い込みを掛けたが、12頭立ての11着に終わった。勝ったのは宮崎光行騎手騎乗の1番人気デリバティブボーイ(牡2、北海道・楠克美厩舎)で、勝ちタイムは1分2秒6(重)。
キセキノサイクロンは、父エアダブリン、母キンコーダイバー(その父ディープダイバー)という血統で、半兄には川崎記念(交流G1)3着があるキンコーバトラ(牡15、父ドウカンヤシマ)、近親には4歳牝馬特別・東(G2)3着のゾウゲブネメガミ(牝17、父ターゴワイス)がいる。8月11日のデビュー戦(旭川・ダート1000m)では最下位の9着、9月2日の2戦目でも最下位の11着に敗れており、今回初めて他馬に先着したことになる。通算成績3戦0勝。