現在日本で供用されているクリミナルタイプ(牡19)、サンシャインフォーエヴァー(牡19)、クリエイター(牡18)の3頭の種牡馬が、今年で種牡馬を引退し北米に行くことになった。今後は米・ハーストランドファームで余生を過ごす。
クリミナルタイプは父Alydar、母Klepto(その父No Robbery)という血統で、半姉にはエストラペイド Estrapade(アーリントンミリオン-米G1)がいる。現役時代は、イージーゴア Easy Goer、サンデーサイレンスを破りハリウッドゴールドC(米G1)などG1を4連勝し、90年北米年度代表馬に輝いている。通算成績24戦10勝。2年間アメリカで供用された後に日本に輸入され、三石・大塚牧場で供用されていた。種牡馬としては、東京ハイジャンプ(JG2)、新潟ジャンプS(JG3)と重賞連勝したオンワードメテオ(牡7、美浦・加賀武見厩舎)、地方重賞2勝を挙げたエーブブレーン(牡10)、王冠賞を制したサキノテンリュウ(牡5、北海道・石本孝博厩舎)などを輩出している。
サンシャインフォーエヴァーは父Roberto、母Outward Sunshine(その父Graustark)という血統。ブライアンズタイムとは同血の配合で、同オーナー、同厩舎(米・J.ウェイチ厩舎)でもある。現役時代はマンノウォーS(米G1)、ターフクラシック招待S(米G1)など芝G1・3勝を挙げ、88年北米芝牡馬チャンピオンに輝いていた。通算成績23戦8勝という成績を残して90年から種牡馬入りし、95年日本に輸入。新冠・CBスタッドで供用されていたが、種牡馬としては、北米でSunshine Street(牡9、サンファンカピストラーノ招待H-米G1)を、日本では駒草賞(3歳OP)でエアエミネムの2着、菊花賞(G1)でマンハッタンカフェの6着のメイクマイデイ(牡6)、JRA5勝を挙げたたものの京都記念(G2)で予後不良となったケイズドリームらを出したにとどまっていた。母父としてはフェアリーS(G3)を制したマルターズヒート(牝3、栗東・坂口正則厩舎、父Old Trieste)を出している。
クリエイターは、父Mill Reef、母Chalon(その父Habitat)という血統。現役時代はガネー賞(仏G1)、イスパーン賞(仏G1)など通算16戦7勝。90年引退し、日本で種牡馬入り。静内・アロースタッドで供用されていた。種牡馬としては、タニノクリエイト(牡12、