重賞路線で上位争いをしていたカオスモスが自己条件に戻って2勝目を上げた。
2日、阪神競馬場で行われた千両賞(2歳・500万・芝1600m)は、好スタートを決めて前半はラチ沿い3番手を追走していた内田博幸騎手騎乗の1番人気カオスモス(牡2、栗東・森秀行厩舎)が手応えよく直線に向いてくると、2番手追走から先に抜け出した2番人気コパノリチャード(牡2、栗東・宮徹厩舎)を楽々と捕らえて先頭に立ち、最後は1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分33秒4(良)。
さらに3馬身差の3着に、中団追走から直線大外を伸びて浮上した8番人気クリノチョモランマ(牡2、美浦・高市圭二厩舎)が入った。なお、3番人気プリムラブルガリス(牡2、栗東・庄野靖志厩舎)は6着に敗れている。
勝ったカオスモスは、父マイネルラヴ、母メアリーズガーデン、その父ファルブラヴという血統。叔父のトーセンキャプテンは、07年アーリントンCなど重賞2勝。
近2走はデイリー杯2歳Sで5着、前走京王杯2歳Sでは3着(8番人気)と重賞路線で堅実に上位争い。自己条件に回った今回は難なく勝ち切って見せ、6月9日新馬戦(阪神芝1200m)以来となる通算2勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆カオスモス(牡2)
騎手:内田博幸
厩舎:栗東・森秀行
父:マイネルラヴ
母:メアリーズガーデン
母父:ファルブラヴ
馬主:小田吉男
生産者:沖田忠幸
通算成績:5戦2勝