25日、中山競馬場で行われた1R・2歳未勝利(ダート1800m)は、蛯名正義騎手騎乗の2番人気ニシノアレックス(牡2、美浦・手塚貴久厩舎)が、4角手前から徐々に進出すると、先に抜け出した7番人気ウィズアウィルを1/2馬身差し切り優勝した。勝ちタイムは1分57秒6(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には3番人気リキアイチャンプが入った。
勝ったニシノアレックスは、父サンデーサイレンス、母ニシノディセンシー(その父Nureyev)という血統で、牝系は01年天皇賞・秋(G1)やなどを制したアグネスデジタル(牡7、父Crafty Prospector)と同じ一族になる。7月24日のデビュー戦(新潟・芝1600m)は10着、5日の前走・2歳未勝利(新潟・芝1800m)は5着に敗れていたが、ダート替わりで初勝利を挙げた。通算成績3戦1勝。サンデーサイレンス産駒は今年のJRA2歳戦16頭目の勝ち上がりとなった。
2R・2歳未勝利(芝1200m)は、北村宏司騎手騎乗の2番人気グランドエナジー(牝2、美浦・手塚貴久厩舎)が、後方待機策から直線で外に持ち出すと、先に抜け出した5番人気バクシンテンニョを2.1/2馬身差し切って快勝した。勝ちタイムは1分10秒1(稍重)。さらに2馬身差の3着には3番人気シルキーブリオが入り、1番人気に支持されたナイトレインボーは直線で伸びを欠き9着に敗れた。
勝ったグランドエナジーは、父が新種牡馬フレンチデピュティ、母がJRAで4勝を挙げたアイズオブユー(その父ブラッシングジョン)という血統で、近親にはセントライト記念(G2)で2着に好走したホオキパウェーブ(牡3、美浦・二ノ宮敬宇厩舎、父カーネギー)がいる。8月1日のデビュー戦(新潟・芝1200m)は4着に敗れ、前々走(新潟・ダート1200m)、11日の前走(中山・ダート1200m)共に1番人気に支持されるも、3着に惜敗していた。通算成績4戦1勝。フレンチデピュティ産駒は、今年のJRA2歳戦7頭目の勝ち上がりとなった。手塚貴久厩舎は1Rのニシノアレックス(牡2、父サンデーサイレンス)に続き、25日の2歳戦連勝となった。