25日、阪神競馬場で行われた阪神6R・2歳新馬(芝1400m)は、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝150円)ライラプス(牝2、栗東・松田国英厩舎)が、道中2番手追走から直線坂上でスパートすると、外から追い込んだ3番人気マルカジークに3馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分21秒9(良)。3着は逃げた8番人気ヤマトスプリンターが入った。2番人気に支持されたクロウキャニオンは、道中後方待機から3角過ぎで一気に進出するも直線伸びず4着に敗れた。
勝ったライラプスは、父が新種牡馬フレンチデピュティ、母が00年ダービー卿CT(G3)など重賞4勝を挙げたフサイチエアデール(その父サンデーサイレンス)という血統で、叔父には現OPのベラージオ(牡5、美浦・高市圭二厩舎、父メジロライアン)がいる。フレンチデピュティ産駒は、同日の中山新馬戦(芝1600m)でトーセンエンパイア(牡2、美浦・萩原清厩舎)が勝利しており、今年のJRA2歳戦9頭目の勝ち上がり。母の父サンデーサイレンスという配合は、函館2歳S(G3)を制したアンブロワーズ(牝2、美浦・小島太厩舎)と同じになる。なお、今年の日本ダービー(キングカメハメハ)、オークス(ダイワエルシエーロ)を制した松田国英厩舎は、今年の2歳戦初勝利となった。