8日、中京競馬場で行われたつわぶき賞(2歳・500万・芝1400m)は、スタート五分に出て道中は中団待機策で進めた勝浦正樹騎手騎乗の1番人気スズノネイロ(牝2、美浦・高橋裕厩舎)が、抜群の手応えで4コーナー回って最後の直線へ。抜け出すシーンでは若干モタつくも、残り200m手前で前をこじ開け一気の伸び脚で突き抜け先頭へ躍り出ると、出遅れて後方追走から最後の追い込みに賭けた3番人気ウォータープリプリ(牝2、栗東・安田隆行厩舎)らの追撃を寄せ付けず、2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分22秒4(良)。
さらに1/2馬身差の3着に、直線で馬群の合間を縫って脚を伸ばしてゴール前で届いた11番人気エクスパーシヴ(牝2、栗東・牧浦充徳厩舎)が入った。
なお、2番人気アメージングムーン(牝2、栗東・昆貢厩舎)は12着に敗れている。
勝ったスズノネイロは、父デュランダル、母アグレス、その父ジェイドロバリーという血統。今回同様に抜群の伸び脚で完勝した前走11月11日の新馬戦(東京芝1400m)に続くデビュー2連勝を難なく飾り、牝馬クラシック戦線進出に向けて視界良好をアピールする一戦となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆スズノネイロ(牝2)
騎手:勝浦正樹
厩舎:美浦・高橋裕
父:デュランダル
母:アグレス
母父:ジェイドロバリー
馬主:高樽さゆり
生産者:山本牧場
通算成績:2戦2勝