直線に入り満を持して先頭に立ったロードカナロアが日本馬初の優勝/香港スプリント(撮影:高橋 正和)
現地時間9日、香港・シャティン競馬場で行われた香港スプリント(3歳上、香G1・芝1200m、12頭立て)に、日本からロードカナロア(牡4、栗東・安田隆行厩舎、岩田康誠騎手)、カレンチャン(牝5、栗東・安田隆行厩舎、池添謙一騎手)が出走。道中好位につけたロードカナロアが直線に入り満を持して先頭に立つと脚を伸ばしそのまま後続との差を広げて優勝。勝ち時計は1分08秒50。
2.1/2馬身差の2着には地元香港のセリースチェリー Cerise Cherry(セン7、香港・D.クルーズ厩舎)が入り、春の安田記念、秋のスプリンターズSでは日本に遠征していたラッキーナインは5着。僚馬カレンチャンはスタートで後手を踏んでしまい後方からの競馬に。最後の直線では前との差を詰めるも7着に終わっている。
香港国際競走としては2005年のハットトリック(香港マイル)以来の優勝、香港スプリントとしては今回の2頭含め14頭が挑戦し、日本馬が唯一勝つことが出来ていなかったレースを初めて制した。
【勝ち馬プロフィール】
◆ロードカナロア(牡4)
騎手:岩田康誠
厩舎:栗東・安田隆行
父:キングカメハメハ
母:レディブラッサム
母父:Storm Cat
馬主:ロードホースクラブ
生産者:ケイアイファーム
通算成績:13戦8勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:12年スプリンターズS(GI)