26日、中山競馬場で行われたオールカマー(G2・芝2200m)は、勝浦正樹騎手騎乗の最低人気
トーセンダンディ(牡6、栗東・森秀行厩舎)が、スタート直後から先頭に立つと4角で一気にスパートし、3番手追走から追い込んだ4番人気
スーパージーンを3/4馬身抑え快勝した。勝ちタイムは2分13秒4(稍重)。さらに1.1/4馬身差の3着は好位の内を進んだ3番人気ウインジェネラーレが入り、単勝6,670円、馬単30,770円、3連単104,490円(3連複6,380円)の高配当になった。
1番人気に支持された日本ダービー(G1)3着馬ハイアーゲームは、道中5番手追走も伸び切れずさらにクビ差の4着、2番人気に支持された皐月賞馬ダイワメジャーは、道中2番手追走も4角過ぎから後退し、勝ち馬から1.6秒差の最下位9着に大敗した。なお、ハイアーゲームの鞍上は蛯名正義騎手が前日に落馬負傷したため、岡部幸雄騎手に乗り替わっている。
勝った
トーセンダンディは、父ホワイトマズル、母キクノトッポリーノ(その父クリスタルパレス)という血統。00年8月に北海道・若松平厩舎所属で、旭川競馬場(ダート1000m)でデビュー(3着)。北海道競馬で2勝を挙げ、01年に栗東・森秀行厩舎に移籍。移籍3戦目の01年尖閣湾特別(新潟・500万下)でJRA初勝利を挙げると、その後も平坦コースの新潟・京都競馬場で勝ち星を重ね、02年11月の古都S(京都・1600万下)を制しオープン入り。その後は、03年天皇賞・秋(G1)などに出走するも勝ち星を挙げられず、前走の新潟記念(G3)でも3着に惜敗していた。約1年11ヶ月ぶりの勝利で、重賞初制覇となった。通算32戦8勝(地方8戦2勝)。
鞍上の勝浦正樹騎手は、テレグノシスで制した03年京王杯ス
プリングC(G2)以来のJRA重賞制覇で、通算5勝目。管理する森秀行調教師は、シーキングザダイヤで制したニュージーランドT(G2)に続き、JRA重賞今年5勝目。通算では30勝目。