ザラストロ&ノウレッジ、朝日杯FS陣営インタビュー/美浦トレセンニュース

2012年12月13日 16:57

朝日杯FSの最終追い切りを行ったザラストロ、好内容の調整で2歳王者狙う(撮影:佐々木祥恵)

朝日杯フューチュリティS(GI・芝1600m)に出走予定のザラストロ(牡2・武藤善則厩舎)、ノウレッジ(牡2・二ノ宮敬宇厩舎)、ディアセルヴィス(牡2・高橋裕厩舎)の陣営のコメント。

◆ザラストロについて、武藤善則調教師。
「前走の東京スポ杯2歳S(GIII・芝1800m)は、最初の2ハロンで折り合いを欠いてしまいました。後半は折り合いましたけど、この馬本来の競馬ができませんでした。12着という着順ですから、トーンダウンとうい感じもありますが、追い切りを見る限りでは、あまり弱気になる必要もないかなというくらい、良い動きでした。稽古で動くシルクドルフィンを楽に交わしていましたしね。

トップギアにすぐに入らない馬で、馬群が開いた時にすぐ加速ができないので、進路が早めに開いてくれればいいと思っています。中山のコース形態が心配ですが、スピードの持続性はありますし、距離も問題ありません。あとは道中折り合うかどうかですね。レースが淡々と流れて、早めに馬群がバラけてくれて、そこでうまく動いていければいいですね。何とか来年につながるレースをしてほしいと思っています」

◆ノウレッジについて、二ノ宮敬宇調教師のコメント。
「新馬戦をダートで勝ちましたが、2走目の新潟2歳S(GIII・芝1600m)で2着と、芝でも好走したので、前走の京王杯2歳Sに使いました。新潟2歳Sから間隔が開いていた分、少し重めでしたが、直線でも良いところまで伸びてきてくれましたし、芝でもやれるのではないかと思います。

中間は体がまだ重めだったので、長めをしっかり乗り込み、今週(12/12)は、蛯名騎手が騎乗して、前に馬を置いてビシッと追い切りました。まだ子供っぽいところがあり、体もまだしっかりしていませんが、徐々に筋肉はついてきていますし、前走よりも状態は良くなってきています。

ダートでのデビュー戦は、後ろから強烈な脚で追い込んできました。芝で同じような脚を使える かは分かりませんが、直線で脚を伸ばすようなレースをしてほしいですね。芝でどれだけやれるのか、疑問はまだありますが、今回のレースが目安になると思います」

◆ディアセルヴィスについて、高橋裕厩舎の八代調教助手のコメント
「2走前のすずらん賞(2歳OP・芝1200m・14着)と3走前の函館2歳S(GIII・芝1200m・16着)が2桁着順でしたから、逃げ切った新馬戦と違う展開で勝った前走の福島2歳S(2歳OP・芝1200m・1着)の結果には、正直驚きました。惨敗した2戦は、馬込みでの競馬で、馬に囲まれてブレーキを踏む感じになっていました。それに比べて前走は、道悪で外を回した分、スーッと上がっていけたレースでした。それを考えると、馬込みが良くないのかもしれませんね。

前走後は、反動もなく順調に来ています。今週(12/12)の追い切りは、競馬を使ってきていますので、あまり無理をしませんでした。すずらん賞から間隔を開けて1度レースを使ったせいか、少しかかり気味でしたが、良い状態をキープしています。

今回は1200mからマイルに延びますが、前走は後ろからいい脚を使っていますし、馬に囲まれずに自分のペースで気分良く走れれば、距離延長にも対応できると思っています。今回はGIですけど、前走も16番人気で勝ちましたし、競馬は何が起こるか分かりませんので、集中して一生懸命走るという長所を生かして頑張ってほしいですね」(取材・写真:佐々木祥恵)

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