今週のピックアップステーブル、須貝尚介厩舎/栗東トレセンニュース

2012年12月14日 17:05

有馬記念の1週前追い切りで併せ先着を許したゴールドシップ。須貝師の見解は?(撮影:井内利彰)

 今週のピックアップステーブルは先週のG1、阪神JFをローブティサージュで優勝した須貝尚介厩舎。今週は愛知杯にアスカトップレディが出走。そして来週は有馬記念で主役になりそうなゴールドシップと有力馬が目白押し。来週は阪神JFを除外されたオツウも出走を予定しており、この3頭について須貝尚介調教師にお話しを伺いました。(取材・写真:井内利彰)

12月15日(土)中京11R・愛知杯に出走予定の【アスカトップレディ】について

―4か月ぶりの休養明けになりますが、中間の追い切りでは動きが目立っていますね。

 「先週はジャスタウェイ、今週はゴールドシップを煽る動きでしたからね。もともと時計の出るタイプではありますが、この時期もいいんでしょうね。状態はすごくいいですよ」

―2000mは昨年の愛知杯(小倉芝2000m)以来になりますが、距離について不安に思っているファンもいると思いますが、そのあたりについてはいかがでしょう?

 「折り合いひとつ、立ち回りひとつではないでしょうか。距離をこなせるだけの基礎体力はあります。ですから2000mでも1600mの競馬をしてくれれば、より結果が出やすいと思います。もちろんそうなるためには、レース中に変なストレスが掛からないようにしないといけないでしょうが、直線が長くて馬場も広いので、力は出しやすいんじゃないでしょうか」

12月23日(日)中山10R・有馬記念に出走予定の【ゴールドシップ】について

―有馬記念の1週前追い切りは坂路でのアスカトップレディとの併せ馬。遅れる内容となりましたが?

 「アスカトップレディを先行させての併せ馬でしたが、攻め駆けする相手を追いかけさせることで、長めに追えるという意図がありました。これを意識していたので、遅れたことは全く気にしていません。むしろ長めにしっかりと追うことができたので、予定通りのメニューをこなすことができて満足しています」

―その後の様子ですが?

 「飼葉が上がるようなこともなく、脚元もすっきりしているので、至って順調ですね。来週に関しても、今後の馬の様子を見ながら調整していく予定です」

―今朝はCWでのキャンターでした。

 「今週の追い切りはかなり強い負荷だったので、リフレッシュの意味も込めて、トラック馬場のCコースでキャンターを乗りました。今回が特別というわけではなく、ゴールドシップはたまにCコースで乗っていますよ。前走の菊花賞は長距離戦ということで、それに適した馬体意識して、あまり馬体を増やしませんでしたが、今回は古馬との対戦で地力勝負になると思います。それなりのパワーアップが必要になると思うので、そのあたりを意識した調整をしています。ここまで思い通りの調整メニューをこなせていますから、今回は菊花賞の時より、胸前に迫力のあるゴールドシップをお見せすることができると思います」

12月24日(月)阪神9R・万両賞に出走予定の【オツウ】について

―先週の阪神JFは除外。先週以降の調整を教えていただけますか?

 「先週はレースを使う予定で強い負荷を掛けているので、今週は速い時計を出さずに調整程度のとどめました。馬の雰囲気は引き続きいいですよ」

―阪神JFには出走して欲しかった、その走りを見たかったファンも多かったと思いますが、その要因は新馬戦のパフォーマンスだと思います。

 「そうですね。こちらも期待はしていましたが、それに応えてくれる強い内容でした。今回は牡馬相手になりますが、十分に戦える態勢は整っています。先週の坂路での追い切りを見ていても、並外れたエンジンを持っているのがこの馬の特徴。春までにきっちりと賞金を加算して、たくさんの方に声援を送っていただけるよう、大きい舞台に出走させてあげたいと思います」

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