コディーノ届かず2着、勝負師デムーロを背にロゴタイプがV/朝日杯FS

2012年12月16日 18:05

M.デムーロ騎手騎乗のロゴタイプがコディーノとの叩き合いを制し2歳王者に輝く。/朝日杯FS(撮影:下野 雄規)

 16日、中山競馬場で2歳世代牡馬のチャンピオン決定戦・朝日杯フューチュリティS(2歳・GI・芝1600m)が行われ、好スタートを決めて道中は先頭に並びかける形での3番手を追走していたM.デムーロ騎手騎乗の7番人気ロゴタイプ(牡2、美浦・田中剛厩舎)が4コーナーを手応えよく回って最後の直線へ。

 坂下残り200mで単独先頭に躍り出ると、外から襲い掛かってきた単勝1.3倍、断然の1番人気で3戦無敗のコディーノ(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)と、ゴールまで長い追い比べを展開。

 手応えでは外のコディーノが抜き去るかに見えたが、鞍上デムーロのムチに応えてロゴタイプが最後まで抜かせることなく、クビ差先着して優勝した。勝ちタイムは1分33秒4(良)。

 さらに2.1/2馬身差の3着には、中団追走から直線しっかりと脚を伸ばした3番人気ゴットフリート(牡2、美浦・斎藤誠厩舎)が入った。4着は5番人気フラムドグロワール(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)、5着は6番人気ティーハーフ(牡2、栗東・西浦勝一厩舎)で確定。

 なお、3戦3勝で挑んだ2番人気エーシントップ(牡2、栗東・西園正都厩舎)は失速し、8着に敗れた。

 勝ったロゴタイプは、父ローエングリン、母ステレオタイプ、その父サンデーサイレンスという血統。夏の北海道シリーズの重賞・オープンで上位争いを続けて、札幌2歳Sではコディーノを前に4着に敗退。そこから一息入れての前走ベゴニア賞ではM.デムーロを迎えてレコード勝ちを披露。戦前、大半のファンが厳しいと見たコディーノとの差を中山マイルの2歳チャンプ決定戦でものの見事に逆転してみせ、嬉しい嬉しいG1初勝利を果たした。

【勝ち馬プロフィール】
◆ロゴタイプ(牡2)
騎手:M.デムーロ
厩舎:美浦・田中剛
父:ローエングリン
母:ステレオタイプ
母父:サンデーサイレンス
馬主:吉田照哉
生産者:社台ファーム
通算成績:6戦3勝(重賞1勝)

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。