川崎競馬場(天候:晴 馬場:良)で行われた指定交流競走の第63回全日本2歳優駿(第11競走・2歳・JpnI・1着賞金3500万円・ダート1600m)は14頭が出走した。スタート直後にアメイジアが落馬し、3番人気となったJRAのサマリーズがハナを切って逃げた。キタサンオーゴンやタプローム、7番人気の船橋のジェネラルグラントなどが2番手集団を形成し、1番人気となったJRAのアップトゥデイトは向う正面で後方からポジションを押し上げた。3コーナーを回ってもサマリーズのスピードは衰えず2番手以下を引き離して直線に向き、最後まで並ばれることなく逃げ切って2着のジェネラルグラントに3馬身の差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分41秒9。勝利騎手はJRAの藤岡佑介。3着は4分の3馬身差でアップトゥデイト。2番人気となったJRAのアルムダプタは見せ場無く8着に敗れ、4番人気のJRAのドコフクカゼは11着だった。
サマリーズは、父Hard Spun、母ミスアドーラブル(母父Mr.Prospector)という血統。JRA栗東の藤岡健一厩舎所属の牝2歳鹿毛馬。10月に京都競馬場でデビュー。デビュー戦の芝のレースは4着に敗れたが、未勝利、ポインセチア賞とダートのレースを連勝し、3連勝で2歳王者の座を手にした。通算成績は4戦3勝(中央競馬は3戦2勝)となった。
提供:ラジオNIKKEI