5日、京都競馬場で京都金杯(4歳上・GIII・芝1600m)が行われ、道中は先行集団の直後の最内でじっくりと脚を溜めていたC.ルメール騎手騎乗の1番人気ダノンシャーク(牡5、栗東・大久保龍志厩舎)が抜群の手応えのまま最後の直線へ。道中前目の位置取りから、直線向いて抜け出しを図ろうとする2着・6番人気トライアンフマーチ(牡7、栗東・角居勝彦厩舎)や、マイペースの単騎逃げから粘り込み態勢となった7番人気ヤマニンウイスカー(牡7、栗東・千田輝彦厩舎)を残り100mできっちりと交わし、最後は2.1/2馬身差突き離して優勝した。勝ちタイムは1分33秒5(良)。
7番人気ヤマニンウイスカーは、ハナ差の3着。2番人気サウンドオブハート(牝4、美浦・松山康久厩舎)が4着、2番手追走から粘った9番人気ブリッツェン(牡7、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)が5着で確定。
勝ったダノンシャークは、父ディープインパクト、母カーラパワー、その父Caerleonという血統。昨秋は一線級相手に、毎日王冠5着、スワンS4着、マイルCSでも勝ち馬から僅差の6着と大崩れなく健闘。昨年2着など、実績十分のコースに加えて、初コンビとなるC.ルメールを迎えて盤石態勢を敷いて挑んだここは、地力上位を余すところなく示してみせて、待望の重賞初勝利。通算5勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ダノンシャーク(牡5)
騎手:C.ルメール
厩舎:栗東・大久保龍志
父:ディープインパクト
母:カーラパワー
母父:Caerleon
馬主:ダノックス
生産者:下河辺牧場
通算成績:19戦5勝(重賞1勝)