準オープンを卒業したばかりの
サトノアポロが、打倒有馬記念組に燃えている。1週前追い切りでは美浦Dで5F64秒6-13秒3(馬なり)を躍動感満点のフォームでマークしていたが、3日間開催で全休日(一部の申請馬のみ馬場入り)となった火曜の美浦トレセンに再登場。閑散とする中、元気良く朝一番にWコースへ駆け出すと、5馬身前を走る
サイレントメロディ(東海S出走)との間隔を保ったまま、キャンターで1周した。
トレセン内は使用コース以外、雪化粧。「物見をする面があるので怖かったけど、きょうはしなかった。気性面で成長している」。国枝助手は無事にメニューを消化し、ホッとした表情を見せた。
08年阪神JFで2着した
ダノンベルベールの異父弟が、ようやく軌道に乗ってきた。「夏ごろから良くなってきたけど、まだ真面目に走っていない。早めに抜け出すと遊ぶので、前走も追い出すのを待っていた。見た目より楽な勝ち方だった」。ゴール後に騎手を振り落とそうとするなど制御しづらいタイプだが、コンビを組んで4戦(3勝、3着1回)の蛯名は手の内に入れつつある。
「2走前からAJCCが
ピークになるようにやってきたのでチャンスはある」。勢いナンバー1の5歳馬が実績馬をまとめて料理する。
提供:デイリースポーツ