20日、中山競馬場で若竹賞(3歳・500万・芝1800m)が行われ、スタートを無難に決めて道中は中団待機策となった、蛯名正義騎手騎乗の2番人気
ダービーフィズ(牡3、美浦・小島太厩舎)が4コーナーを楽な手応えで回り、最後の直線へ。残り200mで先頭に立つと、大外から勢いよく追い込んできた7番人気
モンテエベレスト(牡3、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)や、同じく後方待機策からゴール前内を突いて2着に届いた3番人気
アドマイヤスピカ(牡3、栗東・松田博資厩舎)の追撃を振り切って、最後は1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分49秒3(良)。
さらにクビ差の3着に
モンテエベレスト。なお、1番人気
ケイティープライド(牡3、栗東・角田晃一厩舎)は、これらの争いに加われず5着まで。
勝った
ダービーフィズは、父ジャングルポケット、母マンハッタンフィズ、その父サンデーサイレンスという血統。全姉の
アプリコットフィズは、2010年秋華賞3着ほか、重賞2勝。
新馬(2着)、2戦目で勝ち上がった未勝利戦(東京・芝2000m)では、いずれも最後方からの直線一気の末脚を炸裂させて好走。前走東スポ杯2歳Sでは折り合い面に苦慮したこともあり、10着(4番人気)。一息入れて初コースの中山自己条件への出走となったここは、気性面の不安を覗かせることなくしっかりと勝ち切ってみせて、通算2勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ダービーフィズ(牡3)
騎手:蛯名正義
厩舎:美浦・小島太
父:ジャングルポケット
母:マンハッタンフィズ
母父:サンデーサイレンス
馬主:社台レースホース
生産者:社台
ファーム
通算成績:4戦2勝