10日、東京競馬場で行われた4R・2歳新馬(芝1800m)は、柴田善臣騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝130円)エアサバス(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)が、スタート直後から先頭に立ち楽な手応えで直線に向くと、2番手を追走していたG1・5勝メジロドーベルの全弟で2番人気に支持されたメジロコルセアに1.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分50秒7(稍重)。さらに1/2馬身差の3着は4番人気アトラスリッジが入った。

　勝ったエアサバスは、父サンデーサイレンス、母アイドリームドアドリーム(その父Well Decorated)という血統。全兄が00年日本ダービー(G1)こそハナ差の2着に敗れたが、00年皐月賞、菊花賞(共にG1)を制した2冠馬エアシャカール(父サンデーサイレンス、03年3月死亡)で、半姉は98年クイーンS(G3)を制したエアデジャヴー(牝9、父ノーザンテースト)という良血。昨年のホープフルS(OP)を勝ったエアデジャヴーの初仔エアシェイディ(牡3、美浦・伊藤正徳厩舎、父サンデーサイレンス)は、本馬の甥になる。藤沢和雄厩舎は、クローバー賞(2歳OP)2着のキングストレイル(牡2、父サンデーサイレンス)に続き、今年2頭目の新馬勝ち。