24日、園田競馬場で第14回園田クイーンセレクション(3歳・牝・ダ1400m・1着賞金200万円)が行われ、道中は先行集団の直後5〜6番手のインに待機していた阪野学騎手騎乗の1番人気ピッチシフター(牝3、愛知・川西毅厩舎)が、4コーナーで外へ持ち出されて直線へ。終始楽な単騎の逃げから、一旦は粘り込み態勢を固めて抜け出した5番人気ユメノアトサキ(牝3、兵庫・新子雅司厩舎)をゴール前ただ一頭だけ外から追い詰めてくると、残り20mではしっかりとした脚取りで捕らえて差し切り、最後は1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分30秒3(稍重)。
さらに5馬身と開いた3着に、先行して粘った3番人気ホクザンルージュ(牝3、兵庫・橋本忠男厩舎)が入った。さらにハナ差の4着が、7番人気ビエントブランコ(牝3、兵庫・野田学厩舎)。
なお、2番人気グレイスフルライフ(牝3、兵庫・柏原誠路厩舎)は6着に敗れている。
勝ったピッチシフターは、父スズカマンボ、母サンディシフター、その父Crafty Prospectorという血統。昨年の交流重賞エーデルワイスS(門別)で2着した実績を引っ提げて、東海へ移籍。兵庫遠征の今回も圧倒的な人気に応えて、ゴール寸前で並ぶ間もなく差し切って、前走ライデンリーダー記念(笠松)に続く重賞連勝。通算5勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ピッチシフター(牝3)
父:スズカマンボ
母:サンディシフター
母父:Crafty Prospector
厩舎:笠松・川西毅
通算成績:12戦5勝(重賞2勝)